今回,娘が”学校伝染病”なるものに罹って思うのだけど,子育ての支援体制が全然整ってないってことだ。児童手当とか育児休業とか,色々とあるけれど小学校に入ったらそういう制度はほとんどない。(児童手当は数年前から学童も対象)
自分が,割と休みが自由な職種だから何とかなっているが(と言っても復帰したら修羅場だが)近所に損得抜きで預けられる場が無い場合は,仕事を休むしかない。契約社員とか派遣だったら,これで職を失う事もあるかもしれない。そういう事を罰則付きで禁止するような制度が無いと,今の流動性の高い就労環境では子育ては自分の首を締めかねない。
自分の首を締めない場合,どうするかと言えば子供の首を締めるのだ。殺すという訳ではない。本来,苦しいときに与えられるべき親の愛情のこもったお世話を与えない。子供の人間関係の基礎は,親等の家族との人間関係にあると言われるが親が子育てを放棄しないと食っていけない。
ウチの場合,小学校に入学した事によって,環境は激変した。医療費は1割負担から3割負担へ。名目上3年生まで入れることになっている留守家庭児童会も面子を見る限り2年生で限界。児童会に預けられる時間も,郊外で通勤時間がかかると予想される場所にも関わらず,市内一律基準の午後6時半。
やっと慣れたかなと思ったら,これだ。学校伝染病ってのは法的拘束力を持つらしい。一方,保育所はそういう制約を受けないので,熱が下がれば一定の条件下で預ける事が可能だった。数日の差だけど,この違いは非常に大きい。
せめて,医療機関に昼間だけの入院設備のようなものが整備されれば,働く親御さんは大助かりだろう。伝染病の場合,冠婚葬祭とかとは違って近所に気軽に預けると言うわけにもいかないから。海外ではそのような施設も少なくないと聞く。親の経済的な安定が子供の幸福に直結するとの判断から整備されているのだと思う。
今週は4日と2時間お休みした。私の職場はダブルキャスト方式を取っていないので,丸々仕事が溜まっている。せめて,子育て中の職員はダブルキャストが可能な職場に配置するなど,考慮しないと組織としても不利益だと思うのだが…。
私の職場では出世の早い人は独身,または夫婦でも子供がいない,または二世帯などで子供の不調が仕事に影響しない人が多いように思う。自分も,この状況が続く数年は部下を持つような仕事は無理と考える。それはそれで一つの見識だと思うが,そういう職場を選んだ自分の責任でもあるわけで,甘んじて受けるしかないだろう。
一番大切なのは,娘が伸び伸びと育っていくこと。これには自分の仕事は関係ない…とも言い切れない。業務命令には逆らえない。これが労働者って奴だ。
さて,来週月曜は実は休めない大きな仕事がある。準備も全然できていない。この分だと相当にヤバい事になりそうだが,先に書いたとおりダブルキャストではないので,この仕事は流すしかないように思う。その辺の仕事の割り振りは上司の責任なのだが,表立って責任を追及されるのは自分だろう。
今も娘は40度を越える熱で,荒い息をしながら眠っている。この子に何も罪はないのだ。せめて娘を守る。これだけは絶対に譲らない。そんなことを思う今日この頃だ。
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